スピーチの文字数早見表(15秒〜30分)

目標時間ごとの目安文字数を、15秒から30分まで1枚の表にまとめました。10秒刻みの目安、原稿用紙の枚数、持ち時間が決まっていないときの決め方もあわせて確認できます。長さが決まったら、その時間のページで実際の原稿を計測してください。

15秒から30分までの目安文字数(一覧)

標準的なスピーチ速度(ふつう=300字/分)で読んだ場合の目安と、ゆっくり(240字/分)からはやい(360字/分)までの幅です。同じ持ち時間でも、話す速さの違いだけで文字数はおよそ1.5倍まで開きます。

目標時間目安文字数ゆっくり〜はやい
15秒約75字60〜90字
30秒約150字120〜180字
1分約300字240〜360字
2分約600字480〜720字
3分約900字720〜1080字
5分約1500字1200〜1800字
10分約3000字2400〜3600字
20分約6000字4800〜7200字
30分約9000字7200〜10800字

30秒のように単独のページが無い長さも、「目標時間(分)×300字」で同じように求められます。4分なら1200字、90秒なら450字が目安です。

1分未満は10秒刻みで考える

短い挨拶では、10秒の差が原稿の3分の1にあたることもあります。乾杯の音頭や一言挨拶のように1分に満たない場面は、次の刻みで見当をつけてください。

持ち時間目安文字数
10秒約50字
15秒約75字
20秒約100字
30秒約150字
40秒約200字
50秒約250字
1分約300字

15秒はおよそ2〜3文、30秒で5文前後です。この長さでは構成を凝るより、名乗りと伝えたい一言を決め切るほうが効きます。

原稿用紙・文書ソフトの枚数に置き換える

応募要項や式次第が「原稿用紙◯枚以内」で指定されることがあります。400字詰め原稿用紙に換算すると次のとおりです。

目標時間目安文字数400字詰め
1分約300字約0.8枚
2分約600字約1.5枚
3分約900字約2.3枚
5分約1500字約3.8枚
10分約3000字約7.5枚
30分約9000字約22.5枚

逆に枚数から時間を出すときは「枚数×400字÷300字」で分数になります。原稿用紙3枚なら1200字で約4分です。なお読み上げ時間の計算に使うのは声に出す文字だけで、句読点や記号は含めません。原稿用紙の升目や文書ソフトの文字数カウントは句読点も1文字として数えるため、両者はふつう一致しません。

持ち時間が決まっていないときの決め方

「短めで」「簡単に」としか言われない場面は珍しくありません。次の順で当てはめると、外れの少ない長さに落ち着きます。

「◯分程度」と言われたときの解釈

「3分程度で」という依頼は、多くの場合3分を上限とした幅の指定です。3分ちょうどを狙うと超過したときに進行へ響くため、2分半から2分50秒で終わる分量にしておくと安全側に倒せます。逆に極端に短く終わるのも準備不足に見えるので、指定の8割を下回らないようにします。3分程度なら2分25秒から2分50秒、という幅で考えてください。

「5分から10分で」のように幅で指定された場合は、下限に寄せます。聞き手が想定しているのはたいてい下限に近い長さで、上限まで話すと「長かった」という印象になりやすいためです。

長さ別ページで扱っている内容

それぞれのページでは、目安文字数だけでなく、その長さに合う構成の型・例文・時間配分・削り方まで扱っています。原稿を貼り付けて実際の読み上げ時間を確かめられるのも各ページです。

長さが変わると構成の型も変わる

同じ話題でも、持ち時間によって使う型が変わります。1分は「名乗り→エピソード→抱負」の三段、3分は「主張→根拠→具体例→再主張」の四段、10分以上は本題を複数のブロックに割って間に転換の一文を置く形が基本です。単純に長い原稿を削って短くすると、削った側の型が崩れて途中で終わったような印象になります。持ち時間が大きく変わるときは、削るのではなく型ごと組み替えるほうが早く仕上がります。

同じ時間でも収まる文字数が変わる理由

早見表の数値は、漢字の割合が3割前後という一般的な文章を前提にしています。実際には、同じ字数でも読み上げにかかる時間は原稿によって変わります。ずれの原因はおおむね次の3つです。

漢字が多いほど長く読まれる

「学」は1文字でも「がく」と2拍、「議論」は2文字でも「ぎ・ろ・ん」と3拍で読まれます。漢字1文字は平均しておよそ1.84拍あり、ひらがな1文字より長く読まれます。そのため漢語の多い硬い原稿ほど早見表より時間がかかり、会話調のやわらかい原稿は同じ字数でも短く収まります。

「900字ちょうどで書いたのに、読むと3分を超える」という食い違いは、たいていこれが原因です。逆に、漢字が3割前後の一般的な原稿であれば、早見表の数値と推定結果はほぼ一致します。式辞や祝辞のように改まった言い回しが続く原稿は漢字比率が上がりやすいので、早見表より1割ほど短めに見ておくと安全です。

数字・英語・記号は表記より長い

「2026」は表記では4文字ですが、声に出すと「にせんにじゅうろく」と9拍になります。「DX」は2文字でも「ディーエックス」、「20%」は3文字でも「にじゅうパーセント」です。数字や略語の多い発表原稿では、この差が積み上がって数十秒の違いになることもあります。

人名・社名のように読みが表記から決まらない語も同じで、「山田」は平均どおり数えると3.68拍ですが実際は「やまだ」の3拍です。各時間別ページでは、原稿の中で語を選んで読みを登録すると、その語だけ実際の読みの長さで計算されます。採用した基準値の出典と、どの程度の誤差が残るかはよみぴたについて(推定のしくみと根拠)にまとめています。

本番はおよそ1割長くなる

原稿の分量が合っていても、本番だけ超過することがあります。増えるのは緊張による言い直し、会場への呼びかけ、拍手や笑いが収まるのを待つ時間などで、合計するとおよそ1割です。3分の枠なら20秒前後が上乗せされる計算になります。

そのため、練習の実測タイムが目標の9割前後に収まるところまで調整しておくのが安全です。3分の枠なら2分40秒前後、5分の枠なら4分30秒前後が目安になります。声に出して仕上げる手順は音読練習と録音の使い方で説明しています。

文字数と時間のよくある質問

Q. スピーチの文字数は1分あたり何字で計算すればいいですか?
A. 聞き取りやすい標準の速さは1分あたり約300字です。落ち着いた話し方なら約240字、早口ぎみなら約360字になります。まずは「目標時間×300字」で見当をつけ、自分の話す速さに近い段で調整してください。
Q. 持ち時間が指定されていない場合、何分で用意すればいいですか?
A. 指定が無い場合は、その場でほかの人が話す時間に合わせるのが基本です。朝礼や一言挨拶なら1分、自己紹介や祝辞なら2〜3分、発表や講演なら5分以上が相場です。迷ったときは短い方に寄せると、進行を乱さずに済みます。
Q. 早見表どおりの文字数で書いたのに、時間が合わないのはなぜですか?
A. 早見表は漢字の割合が3割前後の一般的な文章を前提にしています。漢字1文字はひらがなより長く読まれるため、漢語の多い硬い原稿では表より時間がかかり、会話調の原稿では短く収まります。各時間別ページで原稿を貼り付けると、漢字の割合まで加味した実際の推定値が出ます。
Q. 本番は原稿どおりの時間で終わりますか?
A. 本番は緊張や間の取り方でおよそ1割長くなるのが普通です。練習の実測タイムが目標の9割前後に収まるよう原稿を調整しておくと、当日ちょうどよく収まります。3分の枠なら2分40秒前後が目安です。
Q. 表に無い「30秒」や「4分」の目安はどう出せばいいですか?
A. 「目標時間(分)×300字」で計算できます。30秒なら150字、4分なら1200字が目安です。10秒刻みの表も用意しているので、1分未満の短い挨拶はそちらを参照してください。
Q. 原稿用紙なら何枚くらいになりますか?
A. 400字詰め原稿用紙で、1分がおよそ0.75枚、3分で約2.3枚、5分で約3.8枚です。応募要項が「原稿用紙◯枚以内」で指定されている場合は、枚数×400字を目標文字数に置き換えて考えてください。
Q. Wordの文字数カウントと数え方は同じですか?
A. 違います。読み上げ時間の計算に使うのは声に出す文字(漢字・かな・英数字)だけで、句読点や記号は含めません。Wordの「文字数(空白を含めない)」に近いのは、あわせて表示される総文字数のほうです。

確認

使い方

まずはこの3ステップだけで使えます。

  1. 原稿を貼る「原稿を入力・貼り付け」欄に入れると、読み上げ時間が3段階(ゆっくり・ふつう・はやい)で自動表示されます。
  2. 目標タイムを決める収めるために削る文字数や、どれだけ余裕があるかを逆算して表示します。
  3. 声に出して計る「練習スタート」で進捗ガイドを見ながら音読します。実測タイムは履歴に自動保存されます(この端末のみ)。
もっと正確に・もっと楽に(5つの機能)

原稿・録音はサーバーへ送信されず、すべて端末内で処理されます。

設定

保存先はこの端末内だけです。

練習ガイド(カラオケ風=ハイライト)
テーマ(自動=端末に合わせる)
データの書き出し・読み込み

保存原稿・練習履歴・読み辞書・設定・編集中の原稿を1つのJSONファイルにまとめます。 機種変更や別の端末へ引き継ぐときに使います。練習の録音は含まれません。 書き出したファイルには原稿の本文がそのまま入るので、共有にはご注意ください。

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